こんにちは、うるちです!
一気に秋が深まり、おでんやお鍋、シチューなど暖かいものが食べたい季節になりましたね。
そんな今、蒸籠(せいろ)が大人気らしいよ!
飾ってあるだけでも絵になる蒸籠(せいろ)。見た目だけでなく、お手軽で栄養面もバッチリな、そんな蒸籠が食卓に出てきたら家族もテンション上がりますよね。天然素材なので、扱いが難しいように思うかもしれませんが、実はとってもシンプル。
この記事では、蒸籠の基本から、使い方、そしてお手入れの仕方まで、蒸籠歴10年のうるちが徹底解説します!これを読めば、初心者さんでもすぐに使い始められますよ♬
蒸籠(せいろ)とは
蒸籠は、竹や木で作られた蒸し器の一種です。蒸し料理専用の道具で、食材を蒸気でじっくりと加熱することで、栄養を逃さず美味しく調理できます。伝統的な調理器具として長い歴史があり、日本や中国をはじめとするアジア諸国で広く使われてきました。
竹製の蒸籠は軽くて扱いやすく、蓋を開けたときに蒸し上がった料理の香りが広がるのも魅力の一つ。栄養素や風味をしっかり残したまま調理できるので、特に小さなお子様や健康を気にするご家族にもおすすめです。
蒸籠の魅力
油を使わず、素材そのものの味を引き出してくれる蒸し料理はとても栄養価が高いと言われています。我が家は食べ盛りの男の子が3人いるので、どうしてもガッツリ系の献立が多くなりがち…。日々のご飯を作る方なら、普段の食事に栄養価の高いメニューを取り入れたいと考えている方も多いと思いますが、蒸籠を使えばそれが簡単に実現できます。前回の曲げわっぱの記事同様、蒸籠もお手入れめんどうそうに思えて、実は簡単です。
ヘルシーで栄養たっぷりな料理ができる
蒸すことで、食材本来の栄養素をほとんど失うことなく調理することができます。 特に野菜や魚の蒸し料理は、ビタミンやミネラルが熱に強く、茹でるよりも栄養をしっかりと保てるのが特徴です。油を使わないので、カロリーを気にせず食べることができます♬
料理中はほぼ放置できる
蒸籠は、一度火をつければ放置しておけるため、調理中に他の家事を並行して行うことができます。また、複数の蒸籠を重ねて使用できるので、一度に複数の料理を同時に作ることができます。例えば、野菜と魚を同時に蒸すことで、栄養バランスの取れた献立を効率よく調理することができます。
美味しさを引き立てる
蒸すことで、食材の持つ自然な旨味を最大限に引き出すことができます。例えば、野菜を蒸籠で蒸すと、しっかりとした食感と、味わい深い仕上がりになります。蒸すことでジューシーさを損なわずにしっとりと仕上がるのが魅力です。
蒸籠の選び方
蒸籠には色んなサイズ、素材のものがあります。あなたにぴったりな蒸籠の選び方のポイントをご紹介♬
サイズ
直径10cmから30cmくらいまで、色々なサイズがあります。 家族の人数や、鍋に載せて使うのでご自宅にある鍋に合わせて選ぶのがポイントです。
我が家で使用している蒸籠はこちら、かごやさんのものです。本体2段+ふたを組み合わせて購入しました。5人家族のおかずにちょうど良いです。
調理中、ぐらぐらしていると危ないし、蒸気が効率よく上がっていきませんので、鍋はせいろが安定して載せられる鍋にしましょう。
我が家にあった、アサヒ軽金属さんのゼロ活力鍋(M)が、24㎝の蒸籠にぴったりでした。取っ手が邪魔して蒸籠がぐらぐらしていたり、サイズが違うと危険だしうまく蒸せないので、そこも気を付けてくださいね。
ぴったりの鍋がないようなら、『受け台』という製品も販売されています。私は、真ん中に小さな穴がたくさん空いているタイプを購入しましたが、蒸気の通り道としては小さいのかな?蒸すのに時間がかかるので、こちらのような大きな穴がぽっかり開いているタイプの方がしっかり蒸せると思います。
鍋付きも販売されています。鍋を選ぶ必要がないので届いたらすぐ使い始められますね。
2〜3人分の料理であれば、18cmや21cm程度のサイズが便利ですが、大家族の場合は24cm以上の大きめのものが適しています。また、蒸籠は重ねて使うことができるので、複数枚セットで購入すると、一度にたくさんの食材を調理することができます。また、一人用の15㎝くらいの大きさのものを、家族ひとりひとりに用意するのもいいですね!
素材
伝統的な蒸籠は竹や木製ですが、最近ではステンレス製のものも販売されています。竹製や木製の蒸籠は、軽くてお手入れもしやすく、食材にほのかな竹や木の香りを与えてくれるのが魅力です。
ステンレス製は耐久性があり、長く使いたい場合に適していますが、竹製や木製の蒸籠のような風味を引き出すことはできません。
蒸籠の使い方
天然素材なので使い方・お手入れが難しそう…と思われがちですが、実は蒸籠の扱いもとてもシンプル。ここでは、基本的な使い方を説明します。
準備
まず、蒸籠を使う前に、蒸気籠全体を水で軽く湿らせておきます。これは、蒸籠が焦げ付くのを防ぐためです。また、食材が蒸籠の底に直接触れないように、クッキングシートや陶器のお皿を敷きましょう。蒸籠専用の、穴の開いた丸いクッキングシートも販売されています。
こうすると、蒸籠に食材のこびりつくのを防ぐことができ、後片付けも簡単になります。キャベツや白菜などの葉物野菜を敷いても◎見た目も美しいですね!
蒸す
蒸籠を鍋にセットし、鍋の底に水を入れて火にかけます。 水の量は、沸き上がったお湯が蒸籠に直接触れない程度の量が良いので、鍋の大きさによって調節しましょう。火加減は中火程度で蒸し続けます。
食材によって蒸す時間は異なります。レシピサイトや、蒸籠の料理本もたくさん販売されていますので、慣れないうちは参考にすると良いですよ♬
使用後の洗浄
使用後は、蒸籠をすぐに水で洗って乾燥させます。油汚れが気になる場合は食器用洗剤を使って軽くこすり洗いをしても良いですが、その場合は空蒸し(食材を入れずに蒸籠だけ蒸すこと)し、洗剤の成分を飛ばしておきます。
完全に乾いたら、ポリ袋などには入れず、蒸気籠を重ねて風通しの良いところで十分に乾燥させましょう。湿ったまま放置すると、カビが発生する原因になりますので注意しましょう。壁に吊るして収納してもすてきなインテリアになりますね♬
蒸し料理のアイデア
蒸籠を使った簡単なレシピをご紹介。レシピではありませんが、電子レンジではなく、蒸籠で蒸すとさらにおいしくなる食材も!
蒸し野菜
ブロッコリー、にんじん、カリフラワー、さつまいもなど何でもOK!野菜の硬さによって蒸し時間が違うので注意しましょう(硬いほど長く蒸します)。そのまま食べても素材の味が引き立っていますが、おいしいお塩やドレッシング・タレでいただきます。栄養がぎゅっと詰まっていますよ。
蒸し魚の塩焼き風
白身魚に塩を振り、薄切りのレモンを添えて蒸す。シンプルながらも風味豊かな一品です。
餃子・肉まんなど
市販のもので十分です。蒸気のおかげでしっとり、ふっくら!
蒸しパン・プリンなどのおやつ
おかずだけではなくスイーツもお任せ♬
食パン
こんがりトーストもいいですが、いちど蒸し食パンにチャレンジを。もっちもちになります。蒸しベーグルもおすすめ!
冷やご飯
硬くなった冷たいご飯も蒸籠で温めると炊き立てのように!
ちなみに冷凍したご飯を温めることもできますが、電子レンジと比べて少々時間がかかります。冷凍ご飯タッパーのカタマリご飯を解凍しようと思ったら20分弱蒸すことになりました…おいしかったですけどね(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
栄養を保ったまま、手軽においしく調理ができる、蒸籠の魅力をお伝えしました。お手入れも、一度やってみるとそんなに難しいことはありません。我が家の蒸籠も上記のお手入れ方法で、10年間カビを生やすことなく今も活躍してくれています。
蒸し野菜だとお手軽に一品が完成するので、タレをこだわって作ってみてもいいですね♬レシピも探せば、簡単なものから凝ったものまでたくさんあるので、飽きません。
迷っている方がいらっしゃったらぜひ、チャレンジしてみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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