皆さんこんにちは、うるちです!
急に秋らしい風が吹き出したと思ったら、もう朝晩は風がひんやり…。
寒くなると虫も減ってくるし、そろそろキャンプ行きたいなー!
秋はキャンプにぴったりの季節ですが、テントに泊まると言っても外は外。自宅のようにエアコンが使えるわけでもないので、これからの季節のキャンプは寒さ対策も必要です。
そこで今回は、我が家が実施した秋冬キャンプの寒さ対策についてご紹介しようと思います!
初めての母子キャンプの準備について記した記事はこちら。初めてキャンプを計画される方は参考にしてみてくださいね。
予約したキャンプ場について調べる
我が家が初めてキャンプした時に利用させていただいたキャンプ場はこちら→サン・ビレッジ曽爾奥香落オートキャンプ場
初回は10月中旬、その次にこのキャンプ場に訪れたのは2月下旬でした(この時は家族全員で)。
キャンプ場の多くは都心からはなれた、どちらかというと田舎の方にあることが多く、例に漏れずこちらのキャンプ場もそうでした。キャンプに限らず、遠出する際は周辺施設やアクセスなどリサーチすると思いますが、野外で宿泊するキャンプは安全のためにも、より入念にリサーチする必要があります。
キャンプ場までの道のりを調べる
現地までの順路はもちろん、山の中のキャンプ場だと寒い季節は道路が凍結したり、積雪したりすることもあります。キャンプ場の公式サイトや予約サイトで、『スタッドレスタイヤ着用で』や『冬季は通行止めの可能性あり』などアナウンスしてくださっていることが多いので、必ず出発前にキャンプ場周辺の交通情報を調べましょう(記載がなく、でも天気予報などから心配なときは直接キャンプ場に電話して聞いてみましょう!)。
余談ですが我が家が経験したのは、予約した前日に、そのキャンプ場まで通じるたった一つの道が、がけ崩れで通行できなくなったこと。状況が分からなかったのですが、当日になりやはり通行は不可能。迂回する方法もありましたが、普段なら2時間程度で行けるところを半日以上かけて行くコースになるため、断念しました。残念でしたが、当日の朝キャンプ場にキャンセルの電話をしました。もちろん当日キャンセルなので料金は100%支払うつもりでいましたが、「こんな状況なので仕方ないです。また今度いらしてください」と暖かいお返事をいただき、キャンセル料も不要と言ってくださいました。
しょっちゅうあることではないですが、予想外の積雪や、最近なら予期せぬ豪雨や地震も多発しています。キャンプ中に起こったことは仕方ないと思います。有休を取っていたり、せっかくの連休だったりするかもしれませんが、二次災害を防ぐためにも、危険が予知される状況だと少しでも思ったら、キャンセルや予定を変更する勇気も必要です。
キャンプ場はどんなところ?
多くの場合、自宅からはなれたところまでキャンプに行くと思います。住んでいる地域と気候が違うこと、また、山の中のキャンプ場だとさらに寒暖の差は激しくなるので、事前にリサーチしましょう。公式サイトはもちろん、SNSではリアルタイムの写真や口コミを投稿している方がいます。過去の投稿であっても、同じくらいの時期の口コミはとても参考になります。さらに、天気予報もこまめにチェック。詳細な地域まで指定できるサイトもあるので、予約日の一週間前くらいから24時間の気温の変化を確認しておくと、当日の予想がつきやすいです。
秋冬キャンプ用に準備したもの
キャンプが始まってしまうと「あ、あれ足りない!」「あれ持ってくればよかった!」と思っても、取りに帰ることはできないし、山奥のキャンプ場では周囲にお店がないことがほとんど。さらに子連れだと、寒すぎて帰宅後に体調を崩した…では本末転倒なので、我が家は『寒い思いをするくらいなら、使わずに荷物になってしまったとしても、持っていこう』のスタイルで準備します。絶対いらないだろうっていう、例えば10月にモコモコのダウンコートを持っていく、なんてことはしませんが(笑)。
初めての母子キャンプ時(10月中旬、天気くもり/晴れ)に用意した、我が家の防寒グッズについては前回の記事にも書きましたが、今回はさらに掘り下げて紹介します。
テント内で使うグッズ
あまりにも寒い時は、外で過ごすよりテントの中で過ごすことの方が多くなります。テントは一晩過ごす場所でもあるので、しっかり防寒対策をしましょう。
シルバーキャンピングマット(アルミマット)
テント内の床は、布一枚隔てての地面なので、冷気や石ころのゴツゴツ感がダイレクトに伝わってきます。シルバーキャンピングマットは、シルバー面が冷気を遮断。さらにマット部分でゴツゴツ感を軽減してくれます。マットの部分は色んな厚みのものがあり、もちろん厚ければ厚いほど、座り心地も良く、防寒効果も高いですが、かさばります。車の大きさと、自宅での保管場所とともに検討すると良いでしょう。
こちらは厚み15㎜。これくらいあると安心ですね。サイズはテントの床面の広さに合わせて購入すると良いでしょう。
ラグマット
シルバーキャンピングマットの上に敷くラグ。春から秋だと薄手でも問題ないと思いますが、我が家は真冬キャンプも想定し(おこもりキャンプがしたかった!)、厚めのラグマットを購入しました。こちらも、大きく、そして厚くなればなるほどかさばります。後述する毛布などもそうですが、布団圧縮袋に入れて運搬・保管すると小さくなって便利です。子どもがお菓子をぽろぽろこぼしたり、泥で汚れたりすることもあるので、お家で丸洗いできるものを選ぶと清潔に使えて良いですね。
ラグ自体に厚みがなくても、フランネルは表面がとても気持ちいいので、上記のような厚めのアルミマットと組み合わせると冷気も防げ、座り心地も良くなります♬
圧縮できるもの(ラグ、毛布など)は全部入れて圧縮すると、荷物も減らせます。
我が家が購入したエアーポンプはこちら。布団圧縮袋の圧縮だけでなく、インフレターマットの空気の出し入れもできます。
デメリット音がやや大きいこと。馬力も申し分ないので、仕方ないのかな…。
こんなに小さいのもある!
ストーブ
秋頃だと不要ですが、真冬のキャンプをするなら検討したいグッズ。種類は電気ストーブや石油ストーブ、薪ストーブなど。電気ストーブなら電源サイトで使えますね(消費電力に注意しましょう)。
おこもりキャンプに憧れていた私は、石油ストーブを選びました(薪ストーブはハードルが高かった…!でもとてもおしゃれなので憧れます)。灯油を買う必要があり、テント内での使用は注意が必要ですが、自宅でも使いたかったのです。
我が家が購入したストーブはコチラ。とにかくおしゃれですが、定番です。
メリットは、やはり暖かいこと。ファンヒーターまではいきませんが、我が家のタケノコテント2くらいの広さなら、点火して間もなく暖かくなります。そして、ストーブの上でお湯を沸かしたり、お鍋を乗せたり、焼き芋ができること!
↓こんな形の専用ストーブガードもあります。上の丸いところにコーヒーカップがおけますよ♬
デメリットは何といっても大きいこと!しかし、私一人で運べないわけではありません。毎月行くわけでもなく、毎回必要なわけでもないのでそこは妥協しました。
キャンプで石油ストーブ(薪ストーブも同様です)を使用する際は、一酸化炭素中毒と火事に注意しないといけません(どちらも死に至ります!)。テント内でのストーブの使用は推奨されているものでありませんが、我が家がストーブを使用する際は、
- テントの壁から離して使用する(火事防止。小さいテントで大きいストーブとかはダメ。燃えにくいテント素材というのもありますが、燃えないわけではありません。)
- 必ずテントの窓を少しずつ開け、完全に締め切らないようにする。
- 一酸化炭素チェッカーを設置する(念のため2つ)。
- テント内の空気を回すため、サーキュレーターや扇風機を併用(暖房効果も高まります)
- 30分~1時間に1回は全部の窓を開放し、換気する。
- 就寝前には必ず消す。
- ストーブを触らない(うちの子どもたちは灯油のストーブを使ったことがないので怖さを知りませんでした。消火してもしばらく熱いので触らないこと、ストーブに火がついている間はテント内で暴れたりしないこと、など事前に約束しました。)
- ストーブ使用時はテント内に燃料(灯油の入った容器や、ガスボンベなど)を置かないこと。
というルールを設けて使用しています。特に最後の触らない・暴れないのお約束が難しいような小さいお子さんと一緒に行くときは、他の暖房器具を検討してください。せっかくの楽しいキャンプで大けがをしてしまっては元も子もありません。もう少し大きくなってからチャレンジしましょう。
テント外で使うグッズ
ジャンパーなど防寒具
秋頃だと、昼間は暖かくても夜はけっこう冷えます。BBQや薪の時に着用。普段使用しているものでじゅうぶんです。ただし、炭で汚したり、焚き火でパチパチと火の粉が飛んだりして、ポリエステルの素材などでは穴が開くことも。燃えにくい素材を選ぶことはもちろんですが、特にお子さんだと、汚れてもいい、着古したものなどをキャンプ用に一つ用意しておいてもいいですね。
こちらは焚き火を楽しむための商品だそう。アウトドアメーカーの商品だと安心できますね。
ひざ掛け毛布
こちらも夜が更けてきたとき用です。あるとないとでは全然違います。そんなにかさばるものではありませんので、人数分用意しておくと良いでしょう。
マイクロファイバー素材は肌触りが良くて、暖かいのでおすすめ。
就寝時に使うグッズ
寝袋(シュラフ)
真夏のキャンプであれば、タオルケットさえあれば十分かと思いますが、寒くなってくるとそうはいきません。小さい月齢のお子さんなら、ママやパパとくっついて寝れるかもしれませんが、当時一緒にキャンプに行った息子たちは小1と小5。しかも寝相も悪いので、一人ずつ寝袋を用意しました。
我が家が購入した寝袋はこちら。
寝袋には封筒型(上記の商品。四角い形)、マミー型(ミイラのような形)があります。厚みなどによりますが、マミー型の方が、防寒には優れているようです。しかし、私はミイラ型が窮屈な印象を受けたので、少しゆとりのあるこちらの寝袋(封筒型)に決めました。実際使ってみると、問題なく使用できました。厚みも色々ありますが、キャンプへ行こうと考えている中で一番寒い季節を想定し、適応温度を参考にして選ぶとよいです。
同じメーカーの商品で、適応温度がー34度という商品もありましたが、我が家が冬キャンプをしたとしても、ー10℃以下になるようなところにはいかないと考えこちらをチョイス。
ちなみに2月にキャンプに行ったときは、この寝袋+毛布(自分自身に毛布を巻き付ける感じ)+下に電気毛布を敷いて就寝しました。凍えて眠れないということはなかったですが、さすがに空気に触れている顔は寒かったです(笑)
マット
こちらは就寝時用のマットです(自宅で例えると、ベッドマットのようなもの)。エアーマット(中身は空気)とインフレータブルマット(中身はウレタンフォーム)と、クローズドセルマット(ポリエチレンフォーム使用した折り畳みマット)があります。以前、エアーマットタイプを購入したことがあるのですが、ふわふわするので身の置き所がない感じで、私はあまり寝心地良く感じられませんでした。なので、今回こちら↓のインフレター式を購入。エア弁を開けると自動で空気を取り込んでくれます(といっても、少し物足りない感じがするので、私は仕上げに空気入れで空気をいれました)。自宅のスプリングマットとはまた違う寝心地ですが、ネーミングだけあってエアーマットよりかは寝心地よき!
カバーシーツがついているので洗濯できます♬かなり高額になってしましました、家族全員寝ることを想定して、Lサイズを2つ、Mサイズを1つ購入しました。デメリットは、大きいだけあって保管場所を選びます…。我が家では押し入れの一角をキャンプコーナーにして、マットとシェラフを詰め込んでいます。
厚みも商品によってさまざまです。初キャンプ時はとりあえずという感じでこちら↓の商品を購入しました。10月中旬でしたので、寝袋もそこそこ厚みがあるので比較的問題なく過ごせました。
この商品は3㎝と薄めではありますが、その分とてもコンパクトになります。畳むときもエアーポンプを使うときれいに圧縮され、ラクチンですよ。そして連結もできるので、並べて敷いてもずれないのが◎
毛布
10月キャンプの時は、個々の毛布というよりは、全員で使えるペンドルトンの大判ブランケットをコストコで購入しました(時期的なものなのか、楽天で探してもタオルタイプしか見つかりませんでした…。)
2月キャンプは家族全員で行ったので、毛布を新調(実は自宅で毛布を使わないので、なかったんです)。寝袋に入るときに、自分のからだに巻き付けて入るとぬくぬくですよ♪
電気毛布
自然を楽しみたいキャンプといえども、電気の力は偉大です。ひざ掛けにしたり、寝袋の下に敷いたり、かぶったり。あるとないとでは全然違います。
我が家が購入した電気毛布はコチラ。自宅でも、こたつを出す前の時期のひざ掛けや、お昼寝の時にこの毛布で温まって寝ると最高!スタンダードな電気毛布と比べて高価ではありますが、これは本当に買ってよかったです。
140×140㎝サイズもあります。柄も可愛い♬ほかの電気毛布より、若干使用電力が大きいので注意してください。
当然ですが、電源がないと使えないので、電源サイトを選ぶか、ポータブル電源を準備する必要があります。電源サイトの場合は、使用できるワット数の上限を確認して、他のもの(電気ストーブなど)と併用する際は注意してください。キャンプ場全体でブレーカーを共有していることが多く、ブレーカーが落ちるとほかの利用者に迷惑が掛かります。
湯たんぽ
足元を温めるだけで、格段に寝つきが良くなります。湯たんぽは電源が必要なく、お湯さえあれば使えるのでキャンプには最適。ただし、やけどの危険性があるので、それぞれの商品の注意事項をしっかり読んで使用してください。我が家も子どもに使うときは、ぬるめのお湯を使用したり、湯たんぽにブランケットなどを厚めにぐるぐる巻きつけるなどして、体から離して使用するよう気を付けています。
マルカの湯たんぽは、トタン製で保温効果抜群です、ススだらけになるようですが、直火もOK!時間があるなら、ストーブの上でじっくり温めることもできます。デメリットはコンパクトにならないこと。
↓こちらはゴム製なので直火不可。お湯を沸かして入れます。軽くて、中を空っぽにすればぺたんこになるので持ち合運びが便利。我が家は家で使っています♬
「あれこれ読んだけど、考えるのがめんどう!」「でもでも、キャンプ続けるかわからないし!」というかたは、レンタルもあります♬キャンプ場で受け取れるってすごくないですか!?
テントやシュラフはもちろん、一式セットというのもあります!電気毛布やヒーター、ポータブル電源もあるのでこれらかの季節にぴったりですね♬
寒い時期のキャンプ飯
外で過ごせる時期ならBBQなどの焼き物などテント外での食事がオススメですが、冬はBBQのお肉も焼いてるそばから冷めていき、ビールも寒さを助長します(笑)
体の芯から温まるキャンプ飯
寒い日は、テントの中で鍋がオススメ!鍋の素と、カットできる材料は自宅からカットしてジップロップに詰め、あとはお肉と一緒に鍋に放り込むだけ!体の芯から温まります♬炊いたご飯や、卵を持っていくと〆の雑炊もできますよ。もちろん、この場合もガスコンロなどを使用すると思いますので、換気をこまめに行い、火事に注意してください。我が家が鍋をしたときは、電気毛布をひざ掛けにして、ピリ辛鍋を食べたので、途中から汗だく。もちろんストーブは消して、窓を開けて食べました(笑)
カップ麺もおすすめ。手軽だし、子供は喜ぶし(笑)。食べる予定がなくても、お湯さえ沸かせば食べることができるので、調理ができないなどのトラブルがあった時用に持って行っても良いと思います。
こちらのガスコンロはアウトドアにオススメ。風除けがついています。もちろん家の中で使うもヨシ。
ちなみに!私はまだ経験したことがありませんが、あまりに寒冷地だと、ガスコンロも点火しないようです(ということは調理ができない、お湯も沸かせない…)。寒冷地対応のハイパワーガスボンベというものもあるようなので、行ったは良いが火がつかない!なんてことがないようにしてくださいね(カップ麺さえ食べられなくなります、、、)。
暖かい飲み物
これは必須!寒い中、冷たい飲み物しかないと帰りたくなります(笑)ケトルを持っていくと、その場でお湯を沸かせるのがキャンプのいいところ。お茶のティーバックはもちろん、スティックタイプのコーヒーや紅茶やココア、コーンポタージュ、お酒はお湯割りにすると◎寒さを楽しみましょう♪
ブレンディは色んな種類があるからオススメ!ココアは子どもが喜びます♬
豆とミルを用意して引き立てコーヒーを味わうのもいいですが、なかなかハードルが高い…。そんなときは、ちょっとリッチなドリップコーヒーはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか。秋冬キャンプは真夏に比べて過ごしやすい反面、新たに準備しないといけないものも多いです。準備物品が足りなくて寒すぎて眠れない、キャンプ後体調を崩してしまった、などリスクもあるので、念入りにリサーチし、難しそうだと思ったら無理をせず時期を変えることをオススメします。また、ご紹介したグッズは高額なものもありますが、我が家も少しずつ揃えました。色々見て回るのも、楽しみの一つで夢も広がるので、見るだけでも楽しめます(欲しくなりますが…)。
というわけで、真冬でもきちんと準備していればキャンプを楽しむことは可能です。というか、夏よりも過ごしやすいので、流れる時間を楽しめます!今年はぜひ、秋冬キャンプにチャレンジしてみてください^^
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